展示化石 印象化石(キャスト)
印象化石とは跡形の化石で、過去の生物の痕跡が化石になったものです。掛川層群中には植物(木の葉など)や貝殻の跡形の化石が産出します。写真の印象化石は長径70cm短径25cmくらいのブロックに貝殻が密集しています。表面には大日砂層でよく見られるカガミガイ類やアカガイ類などの跡形が見受けられます。
写真のような貝類の印象化石は、掛川市内では産出地が1か所のみとなっています。産地の巨大な印象化石の岩の中には様々な貝類とともに、最大で赤ん坊の握りこぶしくらいの礫(石)を含んでいます。この産地も十数年前までは大きな岩がごろごろと転がっていましたが、今ではごく限られた範囲だけとなりました。過去にはこのブロックの中からエナメル質に輝いた「サメの歯」化石が産出したこともあります。岩は固結しているため屋外の展示などにも耐えられます。先にご紹介した「大日里山公園」内の展示化石もこの印象化石を使用しています。その他これまでに各種施設や学校にも地主さんのご厚意により、運搬展示しましたので見受けられた方もいらっしゃるかもしれません。今から約220万年~200万年前ごろの化石と思われます。産地は掛川市