第四紀  ハスノハカシパンウニ

ぼーぼ

2020年02月14日 14:42

ハスノハカシパンはウニの仲間です。学名はScaphechinus mirabillisでハスノハカシパン科になります。 第四紀更新世 千葉県印西市産
 五角形に近い円形で、直径13cmほどありカシパンウニでは大きいものです。表面には棘が広がり裏側には花紋があります。口は他のウニと同様、底面中央にあります。肛門は体の後方にあって、口側の面に蓮の葉のような放射状の溝を持ち、これが和名の由来である。

死ぬと表面の棘は取れて、白い骨格だけが残ったものが浜などに漂着するので簡単に観察できます。右の写真は表面で模様がはっきり見えます。この化石は千葉県印西市の露頭から採集されたもので、当館見学者の磐田市のSさんから寄贈していただいたものです。掛川層群でもハスノハカシパンウニは採集していますが、これほど大きな個体は見つかりません。















左の写真は裏面です。