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2021年11月18日

掛川層群の化石 センスガイ

 掛川層群の化石 センスガイ長径が 4~5cmの単体サンゴで,上部が扇子状に開く日本沿岸でも太平洋および日本海の大陸棚70~600メートルにもっとも普通に産する深海サンゴです。この化石は袋井市内や掛川市内の比較的深い海に堆積した土方層や宇刈層のシルトや泥層の中に時々見られます。初心者の頃、この化石を地層中で見つけた時はサンゴの種とは思わず貝化石かと思っていましたが、やがて調べるうちにサンゴの仲間ということでやや驚きがあり個人的に印象に残った化です。というのも通常サンゴは浅い海の岩などに付着の先入観があった為、砂や泥の層から産出したことにより意外性を感じ、ちょっとした驚きでした。その後、調べてみるとサンゴにもいろいろあり、このサンゴ化石も特別なものではないと理解しました。そんな思い出がある化石です。この化石の産地は、袋井市宇刈の泥層(宇刈層)ですが層群内のシルトや泥層で稀に見られます。
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この記事へのコメント
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Posted by プログ引越しました。 at 2023年10月09日 16:31
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