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2016年04月09日

掛川層群の化石 耳石 キス

掛川層群の化石 耳石 キスごく一般的な魚類でよく知られています。
スズキの仲間でキス科(学名:Sillaginidae)に所属する魚類です。キスはいくつかの種類があるようですが、私たちが見かけるものは多くがシロギスで釣りの対象として親しみのある魚です。キスの仲間は海岸付近の砂底で生活し、先のとがった口でゴカイなど砂底に住む生物を捕食しています。キスは食用としてもよく知られ、天ぷらや塩焼き、刺身などあっさりした白身が大変美味です。
掛川層群の化石 耳石 キス
現在も遠州灘など太平洋沿岸の砂底に生息していますが、この耳石は約220万年前の海に生きていたキスのものです。220万年経た今も余り変わらず生存するキスは私たち人間の大先輩でもあるのですね。この耳石は掛川市本郷の露頭から採取しましたが、ここでは様々な魚類耳石が産出し、その頃の遠州地方の海岸の様子に想像が膨らみます。
写真上が表側で下が裏側になります。



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