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2017年03月04日

掛川層群の化石 ホクリクホタテの幼貝?

掛川層群の化石 ホクリクホタテの幼貝?ホクリクホタテの幼貝です。ホクリクホタテは、トウキョウホタテ「Patinopecten(Mizuhopecten) tokyoensis」の亜種とされています。ホタテガイより肋の数が圧倒的に少なく左殻は扁平です。ホクリクホタテの成貝化石は、以前このブログでもご紹介しました。日本各地の上部鮮新統~更新統から産出しています。
写真の標本は、袋井市宇刈のシルト層(宇刈層)から産出したもので、ホクリクホタテの幼貝と思います。トウキョウホタテの幼貝と区別が難しく、過去に同地層からホクリクホタテの成貝(右殻)を採集していることなどから断定しました。
尚、大きさは殻高が約25㎜で後耳が欠落しているのが残念です。第四紀の示準化石でもあります。

「スズキ化石資料館」見学連絡先 0538-42-4767 鈴木まで



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