› スズキ化石資料館 › 展示化石 トウキョウホタテ

2018年10月24日

展示化石 トウキョウホタテ

展示化石 トウキョウホタテ学名はイタヤガイ科「Patinopecten tokyoensis」で,二枚貝の化石種。新生代第四紀の鮮新世後期から更新世に繁栄した種で、現在は絶滅しています。本州から九州に広く分布し、各地のこの時代の地層や海底から産出しているそうです。東京都の王子で最初に産出したことからこの名前が付いたようです。イタヤガイと同様にホタテガイの仲間で、右殻はふくらみがあり、肋は太くさらに細い肋があります。左殻は扁平ではっきりしていますが放射肋は現在のホタテ貝と比べるとかなり少ないですね。
大きさは、殻高13.6センチメートル、殻長14センチメートル、殻幅4センチメートルでかなり大きい貝です。展示化石 トウキョウホタテ上の写真が右殻、下が左殻となります。この標は、埼玉県のYさんに大日層のアケボノツキヒガイを差し上げてそのお返しにいただいたもので、千葉県で採集したものとのことです。もちろん時代的に違いますので掛川層群では産出しません。




上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
展示化石 トウキョウホタテ
    コメント(0)