スズキ化石資料館

トリガイは学名「Fulvia mutica (Reeve,1844)」でザルガイ科の二枚貝です。足の部分が鳥のクチバシのような形や色をしていることからこの名前がついています。漢字では鳥貝と書きます。殻は薄質でよく膨らみ、二枚合わさった殻は球形に近く、足は食用となり高級な寿司のネタになります。昔から握りずしの代表的なネタとしてよく知られています。殻長、殻高とも９ｃｍくらいです。写真のトリガイは更新世の渥美半島で採集したものです。海底約３０ｍの砂泥の底に生息します。40年ほど前、渥美半島の高松海岸が採集地したものです。
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