› スズキ化石資料館 › 掛川層群大日層の化石群

2016年05月22日

掛川層群大日層の化石群

掛川層群大日層の化石群日本地質学会は5月10日、日本の都道府県の石を認定しました。「静岡県の石」化石部門では「掛川層群の貝化石群」が認定されました(既報)。これまでもに掛川層群の貝化石は学術分野で国際的に良く知られていましたが、あらためて公式に認定され、さらに価値が高まった思いがします。掛川層群の貝化石の特徴は鮮新世後期から更新世にかけての化石が見られるのですが、中でも大日層(鮮新世後期)の貝化石は古くから研究されているため、日本の鮮新世を代表する化石とされ、論文はもちろん多くの化石に関する図書などでも紹介されています。
 大日層の化石は、主に浅海性のやや暖かい海に堆積した貝化石で、産状は貝殻がバラバラの状態で堆積していることから波打ち際の浅い海底で堆積したことがうかがえます。研究によるとここに堆積した貝は、比較的亜熱帯系の貝が多いようで、現生種の祖先型や化石種が半分以上と言われています。写真の化石ブロックはその特徴をよく表していますのでご紹介します。
 この化石ブロックは、今から約28年前に掛川市の本郷で採集したもので、このようなブロックは、現状では産出する露頭もなく採集が困難な化石です。
 スズキ化石資料館見学ご希望の方は下記のところまでご一報ください。
 0538-42-4767 (鈴木)



この記事へのコメント
初めまして、こんにちは。
K-mixの”MASTER TALK”聞きました。
周智郡森町の睦実と飯田の境界にある、
「化石トンネル」も大日層群の一部なのでしょうか?
子供の頃、梶ヶ谷団地と併せて、良く削りに行きましたし、幼稚園の散歩や小学校の授業でも行ったと思います。
30年位行ってないけど今でも健在なのかな?
Posted by 森の水道屋さん at 2017年09月22日 11:18
森の水道屋さん 様

 はじめまして スズキ化石資料館の鈴木政春と申します。
 ご視聴ありがとうございました。
 ご質問の件ですが、睦美と飯田のトンネルの地層が、まさしく大日層
 となります。
 今から約220万年前の鮮新世後期の第四紀の氷河期が来る前の
 比較的暖かい海底で堆積した貝殻などが採集できます。
 大日層は、東は掛川市西郷あたりから西は豊岡村(今は磐田市豊岡)国内の天竜川手前まで
 広がる主に黄色い砂の地層です。この時代の地層として国内代表的な地層として
 特に学術の分野ではよく知られて大切な化石や地層です。
 きっと「森の水道屋さん 」が採集された貝の中には、絶滅種や今の貝の祖先が見られるかと思いますよ。
お時間がある時是非当館をお訪ね下さい。化石を見ながら詳細をお話しさせていただきます。
 休みは不定休でお電話いただいてご都合に合わせてご案内しています。
 
  連絡先
   自宅住所  袋井市新屋四丁目1の3
   電話番号  0538-42-4767
Posted by 森の水道屋さんへ at 2017年09月23日 14:33
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
掛川層群大日層の化石群
    コメント(2)