
パンダフミガイですが、ダイニチフミガイと表現されていることが多いかと思います。パンダフミガイは学名からの呼び名と思いますが、ここではパンダフミガイとして掲載します。この貝化石はすでに一回ご紹介しましたが、この標本は二枚殻が合わさってる状態で採集されていますのでちょっと珍しいと思い再度掲載します。

この標本の産地は磐田原台地の底部から採集されたものです。以前化石館に来訪された方が、仕事で磐田原の礫層の下部を掘り返していたところ貝殻が沢山出てきてその中に合弁の貝があり、珍しいと思い保存していたものをいただいたものです。

掛川層群大日層で良く産出する化石ですが、殻が合弁のパンダフミガイは私はこれまで採集したことはありませんでした。また、産出した場所が磐田原台地の下から産出したと聞き大変興味が湧き即、現場を教えていただき行ってみましたが、貝どころか貝殻ひとつ見当たりませんでした。周辺の露頭を見てみましたが、化石の産出するような形跡がありませんでした。しかし磐田原礫層の下に大日層が潜り込んでいる可能性はあるかと思います。現状ではこれ以上の調査は難しいですが、将来その証明となる化石の露頭が表れるかもしれませんね。
ちょっとしたエピソードとして掲載しました。
標本の右殻、左殻、殻頂の合弁部の写真を添付します。