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2012年07月08日

掛川層群の化石 カシパンウニ

掛川層群の化石 カシパンウニカシパンウニは棘皮動物のウニの仲間です。(タコノマクラ目)ウニというと寿司ネタのウニを思い浮かべますが、このウニは扁平で丸く表面が短く細い棘で被われています。特に殻の表面には五つの花弁のような紋様があります。この紋様は呼吸をするところです。見た目はビスケットのようなお菓子のような感じがすることから漢字で書くと「菓子パン海胆」と書くそうです。特に珍しいものではありませんが、今でも多く見られるウニということです。写真の標本化石は大日砂層で産出したもので、「ハスノハカシパン」と思われますが、殻の厚さは約1.5㎜~2㎜直径は約7cmで表面に五つの花のような花弁がみられます。ほぼ完全な形で産出しました。殻が割れて破片で産出することが多く見受けられます。

産地は掛川市小市



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