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2013年03月09日

掛川層群の化石 アクキガイ

掛川層群の化石 アクキガイ漢字で「悪鬼貝」と書きます。アクキガイ科で仲間のホネガイの方が一般的には知られているようです。体層(殻の表面)や長い水管には長い棘を持ち特異な形が美的であり、そのデザインの良さから貝類図鑑のグラビアや表紙を飾ることが多く、またインテリアのアクセサリーとしてもよく見かける貝です。学名は現生種は「Murex troscheli Lischke」といいます。殻は丸く太い螺肋や縦肋がありそこに長い棘があり、特に肩の部分の棘は著しく長く反り返っています。標本の化石は残念ながら棘はほとんど折れて無くなっていますが、棘の根元が殻に残っています。仲間のホネガイよりは棘が短く数も少なくちょっと地味になります。殻高は棘や水管部分を除くと3cmほどです。砂底に棲む美しい形をした貝です。掛川層群中の化石では長い棘の付いたアクキガイの仲間は見かけません。
掛川層群の化石 アクキガイ現生種の参考写真

見学希望者は下記のところまでご連絡ください。
 電話 0538-42-4767 鈴木



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