› スズキ化石資料館 › 掛川層群の化石 ハナムシロガイ

2014年02月04日

掛川層群の化石 ハナムシロガイ

掛川層群の化石 ハナムシロガイムシロガイの仲間はアラムシロガイやハナムシロガイなど似ているものが多いですが、殻表の顆粒や従肋の彫刻や口の形などで見分けます。上の写真はムシロガイ「Niotha livescens」で下の写真の標本は口の形などからハナムシロガイと思われます。ハナムシロガイの学名は「Zeuxis castus」でどちらもオリイレヨフバイ科に属します。海底の腐肉などを漁って生きていることから海のハイエナと呼ばれイメージはあまりよくありませんが、殻がしっかりしていてこじんまりと可愛らしい感じがします。体層は丸くもっこりした形をしていて殻は比較的丈夫です。シルト層や泥層に棲み標本のムシロガイ化石もシルト層から産出しました。他の一緒に産出した貝類の中にはウミタケガイやミドリジャミセン(腕足類)などがあり内湾性のシルトや泥層に棲むものが出ています。

掛川層群の化石 ハナムシロガイ

産地は袋井市宇刈  ハナムシロガイ→




上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
掛川層群の化石 ハナムシロガイ
    コメント(0)