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2014年02月10日
掛川層群の化石 名前 不明の化石
この化石は何でしょう?名前の解らない化石をご紹介するのも気が引けますが、あえてご紹介します。何枚かのポイントとなる写真を掲示します。種類を特定できる方がいらっしゃれば是非ご教示いただきたいと思います。1か月ほど前、掛川市南西郷の道端の転石に含まれていたものです。小笠山の下部の地層で土方層か宇刈層と思われます。泥岩塊にはタマキガイなど貝類化石が凝灰岩などと一緒に含まれていました。岩塊を潰して有孔虫化石を調べたところ、やはり第四紀の有孔虫化石が含まれていました。有孔虫はレクトボリビナ ビフロンス(Rectobolivina bifrons)が他の種より大変多く含まれていました。
写真=有孔虫レクトボリビナ→
この岩塊中の不明化石は採取前からすでに岩の中でバラバラな状態にあり、取り出す際にも壊れてしまいました。残されたいくつかの小ブロックの一部から「ベンケイガイ」の殻表に似ていた点で貝類かと思いましたが貝類でもないようです。取り出す前の状態では石灰質が階層状に固まっており、直感的に「イバラカンザシ」では?と思いましたが、産出状況や産出地からちょっと考えにくいかと思っています。
貝類のようにも見えるし、サンゴ類のようにも見え、さらにコケムシ類とも見えるので結局解らないということです。
見学ご希望の方は 連絡先 0538-42-4767(鈴木まで)
写真=有孔虫レクトボリビナ→
この岩塊中の不明化石は採取前からすでに岩の中でバラバラな状態にあり、取り出す際にも壊れてしまいました。残されたいくつかの小ブロックの一部から「ベンケイガイ」の殻表に似ていた点で貝類かと思いましたが貝類でもないようです。取り出す前の状態では石灰質が階層状に固まっており、直感的に「イバラカンザシ」では?と思いましたが、産出状況や産出地からちょっと考えにくいかと思っています。
貝類のようにも見えるし、サンゴ類のようにも見え、さらにコケムシ類とも見えるので結局解らないということです。
見学ご希望の方は 連絡先 0538-42-4767(鈴木まで)
Posted by ぼーぼ at 10:03│Comments(0)