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2014年03月08日

掛川層群の化石 キサガイモドキ?

掛川層群の化石 キサガイモドキ?保存状態が良くなく、はっきり断定できませんが「キサガイモドキ」と思われます。殻が縦長で良く膨らんでいて卵型のため「キサガイ」とよく似て、しかも歯が確認ができないため判断が難しいですが、写真の標本の場合、殻頂の傾きや巻き込み具合が「キサガイ」ほどではないと思われることや、殻質が薄く壊れやすく滑らかな殻表であることから「キサガイモドキ」と断定しました。「キサガイモドキ」はウグイスガイ目の「イガイ科」の仲間で「キサガイ」は「ハマグリ目」の「キサガイ科」に属し、名前は似ていますが「科」が違います。「キサガイモドキ」は水深30m~100mの砂泥底に棲むとされています。学名は「Solamen spectabilis」です。この化石は袋井市宇刈の第四紀層から採集しました。



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