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2014年08月16日

掛川層群の化石 ヒオウギガイ

掛川層群の化石 ヒオウギガイ「ヒオウギガイ」は学名「Chlamys nobilis(Reeve)」イタヤガイ科の二枚貝でホタテ貝の仲間です。殻は形が整って扇型をして現生種では色も大変鮮やかで種類も多く大変美しい貝です。また食用としても美味で養殖も試みられているようです。写真の標本は掛川市本郷の砂層で採集したもので残念ながら鮮やかな色は見られませんが、殻はきれいな扇型で放射肋も23本~24本が確認できます。肋の間の溝も深く肋の上は鱗が並び鱗上肋となっています。写真の標本の前耳は欠損していてわかりませんが、この貝は前耳が大きいのが特徴です。そのほかの部分はきれいに保存されていました。水深約20m前後のところに棲むとされています。大きさは殻高・殻幅とも約75㎜です。
掛川層群での産出頻度としてはあまり高くなく希少化石といえるものでしょう。

産地 掛川市本郷

スズキ化石資料館見学ご希望の方は以下のところにご一報いただければ幸いです。

 電話 0538-42-4767(鈴木まで)



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