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2015年02月03日

渥美半島の化石 トリガイ

渥美半島の化石 トリガイ前回同様、高松海岸の化石です。トリガイは学名「Fulvia muutica」でザルガイ科の二枚貝です。
現生種は、東京湾や三河湾などから九州方面までの内湾の水深約5~30mの砂泥底にすんでいるとされています。殻の形は長さと・高さがほぼ同じくらいですので丸い形の貝です。写真の標本の大きさは約8cmあり比較的大きな貝ですが、殻が薄く化石も殻が欠けているものが多いですが、この標本はほぼ形を保っています。殻の表面は放射条が確認されますがはっきりしていません。トリガイの足は寿司ネタとして美味なことで知られ、スーパーなどでは足だけが殻から取り出されて売られています。
 漢字で「鳥貝」と書きますが、足が鳥のクチバシのようだったり、 味が鶏肉と似ているということでこの名前になったとのことです。

産地 渥美半島高松海岸



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