› スズキ化石資料館 › 掛川層群の化石 ダイニチフミガイ

2016年12月24日

掛川層群の化石 ダイニチフミガイ

掛川層群の化石 ダイニチフミガイ別名パンダフミガイとも言います。化石種で学名は「Megacardia panda(Yokoyama)でトマヤガイ科の二枚貝です。鮮新世後期の大日層から産出しています。すでに絶滅したフミガイの仲間で、この時代の地層から全国的に産出しています。殻の表面には、太くはっきりした約15本の放射肋があり、掛川層群からは多産し殻も厚く採集しやすいため良く知られている貝です。当館にはこの貝を数百個ほど保管してあり、数の上では他の貝に比べ多い種です。ただ殻が二枚合弁で産出することはほとんど無く、大日層の特徴である浅海の波に洗われ化石として堆積したことを表しています。
この標本の産出地は掛川市本郷ですが、そのほか飛鳥、遊家、大日などでも良く産出します。



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
掛川層群の化石 ダイニチフミガイ
    コメント(0)