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2017年05月29日

掛川層群の化石  ウラシマガイ

掛川層群の化石  ウラシマガイトウカムリガイ科のウラシマガイの仲間と思います。現生種の学名は「Semicassis bisulcata persimilis」です。ウラシマガイの殻は丸くてふくらみがあります。細く浅い螺状の溝があり縦肋と交わっていますが、それほど強いものではありません。「ウネウラシマガイ」と見分けが難しいですが、螺溝、軸唇や水管溝の形により「ウラシマガイ」と判断しました。この化石は掛川市飛鳥の泥層から産出し、ノジュール化した塊をハンマーで割って出てきたものです。固かったため殻口の外唇内唇などが破損し粉々になってしまいましたので、はっきりした種の断定は難しくなりました。水深30m~100mに棲むと言われています。

化石資料館見学ご希望の方は、次のところまでお電話いただけますと幸いです。
電話 0538-42-4767 (鈴木まで)



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