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2018年03月14日

展示化石  ビカリア

展示化石  ビカリア
ビカリア(学名: Vicarya)は、よく知られた巻貝の化石で、吸腔目キバウミニナ科ビカリア属に分類されます。始新世~中新世(約1600~1500万年前)の各地の地層から産し、この時代の示準化石として有名です。産地は国内では岐阜県の瑞浪市が有名で、岡山県 なども知られています。熱帯地域の河口や干潟域の、マングローブが群生するような場所に生息していたと考えられています。新生代第三紀に繁栄しましたが現在は絶滅しています。瑞浪市では内部が珪酸で珪化(メノウ化)した 「月のおさがり」と呼ばれるビカリア化石が有名です。写真の標本は35年ほど前、瑞浪産で博物館と標本交換でいただいたものです。殻を割れば「月のおさがり」が現れるかもしれませんね。

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  0538-42-4767 鈴木まで



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