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2018年09月06日

展示化石 ストロマトライト

展示化石 ストロマトライト現在地球には酸素が存在しますが、これは、先カンブリア時代約25億年前~27億年前に発生したラン藻類のシアノバクテリアという生物が光合成をおこない長い年月をかけて、約10億年位前から酸素の量が増えた結果といわれています。その後オゾン層が形成され紫外線を遮り生命が陸へ上がる条件が整っていったと考えられています。シアノバクテリアは、ラン藻類の死骸や水中に漂う泥や砂の粒と層状になってドーム状に固まった岩石とされています。シアノバクテリアは現在も限られた地球上の場所で生息しています。下の写真は現生のストロマトライトです。
 展示化石 ストロマトライト
 ストロマトライト(オーストラリア・シャーク湾)

過日、NHKのある番組で南極大陸の氷下に閉じ込められた、古代の湖の探索の模様が放送されていましたが、そこにはストロマトライトがたくさん存在し、今もシアノバクテリアが光合成をおこなって、水中に酸素の泡を吐き出している様子が放送されていました。いずれにしてもストロマトライトは(シアノバクテリア)は、現在の地球上に暮らす様々な生き物の命の恩人であるということが言えるでしょう。

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   0538-42-4767(鈴木まで)



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