
渥美半島の表浜のサーフィンや投げ釣りで人気の高松海岸にある高さ約10m~30mの崖で、更新世中期にできたとされている渥美層の化石です。この層には多くの貝化石などが産出します。現在は採集はなかなか難しいようです。この標本は約30年前に採集したものです。この化石産地の貝は見た目が今の貝とあまり変わらないように見え、また化石化が進んでいないので物足りなさを感じる人もいるようです。とはいえ、立派な化石であり大型のものが多いように感じます。このイタヤガイはイタヤガイ科の学名「Pecten albicans」で現生種に対応します。扇型の殻でホタテガイと間違われることもあるようです。 右殻(写真)はよく膨らみ左殻はほぼ平らで放射肋は8本から10本とされています。貝柱は食用です。
産地 渥美半島高松